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~都市鉱山について~

リサイクルの取扱説明書発展マーク01 この内容は、発展的な内容です。
身近であるが、今まであまり注目されていなかった都市鉱山という、
特殊な資源のリサイクルについて解説しています。


●都市鉱山とは
都市鉱山とは、都市でごみとして廃棄されている、
家電製品などの中に存在する貴重な資源である「レアメタル」のことです。
金を例にすると、
日本の都市鉱山には約6800トンもの金が埋まっていると言われています。
これは、全世界の埋蔵量の16%ほどにあたります。
他にも銀は世界の22%、タンタルと呼ばれる物質は世界の10%にもおよび、
資源の少ない日本では、
特にこのような貴重な資源をリサイクルすることが重要となってきます。
このページでは、その都市鉱山の元となる携帯や電池をまとめて紹介しています。

●都市鉱山となる製品

Ⅰ:電池
電池の原材料には多くの貴重な金属が使用されています。
ですが、現状としてリサイクル率は低く、多くは埋め立てられてしまっています。
この状況を変えるには、電池のリサイクルへの正しい理解が必要となります。
例えば、電池のリサイクルといっても全ての電池がリサイクルできるわけではありません。
電池には充電できるものとできないもので、
一次電池(充電できない物)と二次電池(充電できる物)に分けることができるのですが、
一次電池は一部の例外を除いてリサイクルできないものが多く、
リサイクルできるのは俗に充電池と呼ばれる二次電池となります。
例えばパソコンの中に使われている電池。
これは近年ではリチウムイオン電池と呼ばれるものが主流です。
このリチウムイオン電池には貴重なコバルトと呼ばれる金属が使用されており、
リサイクルによって再利用することができます。
他にも何種類かの二次電池が存在し、各々から貴重な物質を取り出すことができます。

●主な二次電池と取り出せる物質

・ニッケルカドミウム電池(ニカド電池)
有害な物質を含み、環境への負担が大きいことから近年減少傾向にある二次電池です。
ニッケルやカドミウムといった貴重な金属を取り出すことができます。

・ニッケル水素電池
人工衛星のバッテリーとして開発された電池です。
ニッケルカドミウム電池(ニカド電池)より環境に負担が少ないことから、
自動車のバッテリーなどにも使用され普及していましたが、
リチウムイオン電池の普及によりこちらも減少傾向にあります。
この電池からはニッケルカドミウム電池と同様にニッケルを取り出すことができます。

・リチウムイオン電池
ニッケル水素電池に代わって普及してきた電池です。
携帯電話やノートパソコンなどに多く使用されており、
コバルトなどの貴重な金属を取り出すことができます。

Ⅱ:携帯電話
最近、様々な通信会社が携帯の引き取りを行っているのを見かけると思います。
なぜなら携帯電話の中には貴重な金属が大量に含まれているからです。
例えばオリンピックなんかのメダルに使われている金・銀・銅。
この中でも金は値段が高く貴重な金属としてよく知られています。
他にもパラジウムと呼ばれる金属なども含んでおり、
携帯は貴重な資源になりうるのです。

Ⅲ:パソコン
こちらも携帯電話と同様金・銀・銅・パラジウムなどを含んでいますが、
デスクトップパソコンの場合、一台当たりの量が携帯の10倍近くの量となり
廃棄されたパソコンたちは大きな都市鉱山となります。


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